パワーコマンダー
 
新型パワーコマンダーVは従来のPCⅢUSBより、下記の新機能が追加されております。

①:本体の小型化
②:本体に2つの異なるマップデータを保存可能で、別売スイッチにより選択可能。
③:マルチファンクションハブ機能を本体にビルトイン。
④:多彩な制御及びマップ作成が可能。
⑤:燃調の変更範囲の拡大。
⑥:オプション品に「Auto Tune Module」が新登場。
⑦:ソフト上での表示項目の充実

 
①:本体の小型化

・従来品に比べ、大幅に本体を小型化しました。
(本体の占有体積 約54%ダウンです。)
これにより、現行のスーパースポーツ車に採用されています、小型されたシートカウル内に本体を収め易くなりました。
*あわせて本体横の拡張ポートも下図の様に小型化されました。





*2ポート分でこのサイズです。(PCVのポート)





*従来のポートサイズです。(PCⅢUSBのポート)

 
②:本体に2つの異なるマップデータ保存可能で、別売スイッチにより選択可能。

・PCV本体には異なる2つのマップデータを保存でき、別売りのMAP切換スイッチを取付ける事により、手元で2つのマップデータの選択が可能です。

*汎用のスイッチでも操作は可能です。

注)AUTO Tune KITを使用時はこの機能は使用出来ません。

 
③:マルチファンクションハブ機能を本体にビルトイン。

・PCⅢUSBではオプション設定されていました「マルチファンクションハブ」の機能をPCVでは本体に内蔵しました。写真の様に本体横に7つのポートを持ち、そこに情報を入力する事が可能です。これにより②で述べたマップ切替機能が可能になりました。
*7つの各ポートは以下の信号を取り入れます。
1:マップ切替用
2:マップ切換用
3:クイックシフター用
4:クイックシフター用
5:車体スピード
6:各種(0-5V)センサー信号用
7:予備ポート(現時点ではまだ使用不可です。)


*本体横の「拡張ポート」には下記のオプション品が装着出来ます。
1:LCDディスプレイKIT(現在、開発中です。) (様々な情報をディスプレイ表示出来ます。)
2:AUTO TUNE KIT
(ソフト上にてAF値を入力設定すると、走行するだけでマップ作成が可能です。)

 
④:多彩な制御及びマップ作成が可能。

・車速ポートに車両のスピード信号を入力する事に依り、PCVソフトでギアポジションが認識され、各ギア及び各気筒別にマップデータの作成が可能となりました。
<例>
4気筒エンジンで、ミッションが6速の車両の場合:24パターンのマップ作成が可能です。
また、クイックシフター使用時には各ギアごとにカット時間の設定が可能です。
本体の信号ポートに「0-5V」入力信号を入れる事により、様々なセンサーの情報が(油温、ブースト圧など)通信でき、多彩なマップ作成が出来ます。
(この信号ポートを他の表示にて使用していますと、この機能は使用出来ません。)

 
⑤:燃調の変更範囲の拡大

・PCⅢUSBではマップ上で燃調の入力値が「-100%から+100%」の範囲でしたが、PCVでは「-100%から+250%」まで入力可能になりました。これにより、ツインインジェクター車では制御出来なかった高回転域での燃調補正が可能になりました。

 
⑥:オプション品に「Auto Tune Module」が新登場

・新製品の「Auto Tune Module」を使用する事により、走行するだけでソフトにて設定したA/F値に合う様、MAPデータが自動的に書換えられます。

 
⑦:ソフト上での表示項目の充実

・本体の信号ポートに「0-5V」入力信号を入れる事により、様々なセンサーの情報を画面表示させる事が可能です。(油温、ブースト圧など)
・ハーレー車につきましてはハーレー独自の「J1850」データを使用して、様々な情報を画面表示させる事が可能です。
・ソフトの画面表示項目も右クリックで簡単に変更できます。